南三陸町被災地慰霊行脚のお知らせです。
日時:平成25年12月1日(日)午後1時行脚
場所:①コース(海蔵寺様~ホテル観洋)
②コース(志津川駅~防災対策庁舎跡~大森崎)
③コース(西光寺様~魚竜館跡)
開講式風景
去る平成25年11月12日、今年度第二回目となる研修会が仙台市林香院様にて開催されました。
講師として福島県飯舘村前田区行政区長をお務めの長谷川健一さんをお招きし「生きる権利を奪われた飯舘村の今」と題し講演を頂きました。
長谷川健一氏
今回長谷川さんを講師に依頼した理由として、今期の宮曹青の行動指針である《実際に自らが現場へおもむき、行動を起こすこと》から、同じ東北の隣県に住む青年僧として、いまこの時に福島の状況を胸に刻み語りつぐことの重要性を強く意識し、現地研修の準備段階として今回の研修会の運びとなりました。
研修会では、住み慣れた故郷から無理矢理引きはがされた思い、酪農家としての苦悩、そして報道では語られなかった真実を率直に語っていただきました。さらに、知り合いの酪農家が「原発さえなければ」というメッセージを書き残し自死した事、102歳の男性や90歳の女性が避難の足手まといになるからと自ら命を絶った事、今後も自死が懸念される状況を問題提起されていました。
講演終了後、質疑応答となり「我々に出来る事は何か」という質問には「私の声を多くの人に届けてほしい」と話されていたのが印象的でした。
今回の研修会では、宮曹青は隣県の福島県の震災被害、特に原発被害の現状をどこまで理解しているのかという事がまずはじめの課題としてありました。今後宮曹青の活動を展開するにあたり、長谷川健一さんの命の言葉をしっかりとこの胸に刻み、僧侶として、青年僧として何が出来るかを考えていけたらと思います。
平成25年10月30日(水)今年度第4回目のとなる傾聴行茶活動『ほっとひといき』を仙台市若林区日辺グラウンド仮設住宅に於いて活動して参りました。
宮曹青会員15名の参加で、仮設住民30名(うち子供7名)の方に来て頂きました。今回は七月に続き二度目の訪問ということもあって、住民の方々も気軽に声を掛けてきて下さいました。
集会所内では和気藹々とした雰囲気で終始話が弾んでいたようでした。
写経と匂い香袋作りを行いましたが、どちらも好評を頂きました。
外での活動にも力を入れ、外テントに子供たちが多く集まってまいりました。
今回は仕出し料理の「梅田」様のご協力を得て、炊き出しを行わせて頂きました。
おくずかけ・みそ蒟蒻等の振る舞いをさせて頂き、住民の方も大変喜んでおられました。
料理やお茶を一緒にいただきながら多くの人と共にすることが仮設に住む住民の方々の一番の癒しになったのではないかと思います。
次回は11月15日(金)多賀城市内の仮設住宅で行う予定です!