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中外日報社様発行の中外日報12月22日号に当会の月例慰霊法要の記事が掲載されました

 

㈱中外日報社様発行の中外日報12月22日号に当会の活動として東日本大震災 十三回忌に向け始めた月例慰霊法要の様子の記事が掲載されました。

記事はこちら(中外日報社様ホームページ)からご覧ください。

宮城県曹洞宗青年会創立50周年 記念式典・記念講演

去る平成30年11月30日(金)、仙台サンプラザにおいて「宮城県曹洞宗青年会50周年記念」の式典並びに講演会を開催しました。

当日は初代会長を初め、50年の年月を継いでこられた歴代会長の各御老師、東北管区教化センター、宮城県宗務所、全国曹洞宗青年会会長、東北各県の青年会会長、宗務所護持会会長、宗務所寺族会会長という多くの来賓のご臨席を賜りました。

賛助会員・特別会員の多数出席もあり、また各方面からの祝電も披露されるなど、式典は厳かであるとともに祝意を頂戴する中での行持となりました。

記念講演では花園大学文学部教授 佐々木閑先生をお招きし、「出家について」という演題にてご講演を頂きました。佐々木先生は仏教の成り立ちを分かり易くお話をして下さり、教えを正しくひろめる事の重要性について語られました。仏教においての”出家”の意義を改めて学び、また儀礼の簡略化や価値観の変容が社会において進む中で信頼される僧侶あること、さらには僧侶が語りうる事柄について学ばせて頂きました。正会員のみならず賛助・特別会員や御来賓の方々からも質問の声が挙がり、懇親会においても出席者同士で話題となるなど、先生の講演内容は示唆に富むものとして受け止められていました。

懇親会では50周年記念誌の発行に際し県内御寺院様のご協力を頂いて集まりました写真を基に、スライドショーの上映も行われました。

 

設立より半世紀を過ぎ、社会の変化とともに歩んできた当会が、今後もより多くの皆さまとのご縁を深める懸け橋でありたいと願い、私たち青年僧侶の研鑽の自覚の思いと志を新たにする、節目として記念の一日となりました。

ご参加・ご加担下さいました皆さま、誠にありがとうございました。

平成30年度 定例総会

去る平成30年4月20日(金)午後4時より、秋保温泉ホテルニュー水戸屋において「平成30年度定例総会」が開催されました。出席者は49名、委任状64通により今総会の成立が報告されました。

定足数が確認され、神作副会長による開会宣言がなされました。議長には第3教区鳳壽寺 鈴木俊龍師(写真上)が選出され、次の事項が慎重審議の上に承認されました。

① 平成29年度東日本大震災復興支援活動報告並びに決算報告
② 平成29年度事業報告
③ 平成29年度収支決算報告並びに監査報告
④ 平成30年度事業計画(案)
⑤ 平成30年度予算(案)
⑥ 宮曹青創立50周年記念事業について
⑦ その他

進行役を務めた千田事務局長

 

決算報告をする小石川会計

 

監査報告をする眞山監事

また、本年度は本会設立50周年記念の事業開催の年に当たるため、これまで本会役員のみで構成しておりました準備委員会を、各教区理事様にご加担を頂く運営委員会とし、万全を期して開催に向けての準備を進めてまいります。

 

会議の様子

 

また、報告事項としてサンタピアップみやぎボランティア会の 時 事務局長より中間報告がありました。

閉会宣言は清水副会長より行われました。ご出席・ご欠席に関らず当会に参画して下さる皆様のお力によりまして、本年度の定例総会を無事執り行うことができました。

平成29年 宮曹青講演会

平成29年12月20日(水)午後3時30分より、ホテルニュー水戸屋を会場として宮曹青講演会を行いました。

今期の宮曹青は創立50周年を迎えるにあたり記念事業を計画しています。その記念事業へ向けての一環として、宮曹青の歴史を振り返るとともに今後の青年会に願う未来像についての御講演を、仙台市福聚院御住職 伊達廣三 老師(宮曹青第10代会長)をお招きして行ないました。

一時間の講演の中で、伊達老師が宮曹青に参画される前のお話から当時の青年会の運営についてなど、今の私たちが享受している活動環境がまさに手探りで模索されていた時代のお話を伺うことが出来ました。

ワープロやパソコンといった便利な機器がないことや、車も乗り合わせて集合する(老師は自転車で当時の名取の事務局に通ったとのことでした。)など参加・運営の御労苦もさることながら、期を重ねるにしたがって現在のような青年会の組織が作られていき、その時々の状況に鑑みた新たな事業を企画し継承していくという、今の私達につながっていくことが実感できる講演でした。

後半において老師の語られた ❝ 社会や人口の変化に伴って、より一層寺院や宗侶の果たす役割が問われていく。宮城という地域に根差した曹洞宗の宗侶であるとともに、世界にも目を向けて行きましょう。❞ という内容は、50周年に向けての青年会に限らず宗侶1人1人がさらにその先へ向かっていきなさい、という叱咤激励を頂いたように感じました。

本年中の事業としては最後になりましたが、ご参加の皆さまに御礼を申し上げますとともに、引き続き50周年を迎える来年もご加担の程を宜しくお願いいたします。

熊本・長崎移動研修報告

 

平成29年1月23日から25日の2泊3日の日程で、熊本と長崎への移動研修が行われました。参加者は正会員22名での研修となりました。

 

仙台空港で出発式

初日は熊本へ参りました。仙台から飛行機とバスで目的地の大慈寺様まで移動しました。

平成28年4月14日に発生した熊本大地震の爪痕が残っており、移動中に見た民家の屋根には雨漏りを防ぐブルーシートが多く見受けられました。

 

大慈寺様に拝登。午後4時ころ到着しました。熊本大地震により県重要文化財であります仏殿の本尊釈迦如来像が破損し、他にも本堂、稲荷堂などたくさんの被害がありました。現在修復中の個所もございますが、あまりにも被害が大きかったためすべてが復旧するにはまだまだ時間がかかりそうでした。

本堂にて熊本の早期復興を祈願して読経させていただきました。

 

初日は大慈寺様を訪れて終了。

2日目の午前中に熊本城を視察。当初はバスにて近くまで行く予定でしたが、入場禁止区域が多く、入れる個所では熊本城が見えないとの事でしたので、急遽熊本市役所の展望台に移動し視察いたしました。

大地震の被害が大きく、見るも無残な姿に心が痛みました。また、市役所に設置された熊本大地震の被害状況の写真などを拝見し、地震がどれほど大規模で大変であったか知ることができました。

 

 

 

熊本城を視察後バスに乗り長崎へ移動しました。

次に向かったのは長崎原爆資料館と平和祈念公園。原爆の恐ろしさ、戦争の悲惨さ、亡くなられた方の無念、生き残られた方の壮絶な人生。言葉に表すことのできない気持ち、感覚をここで感じました。

資料館を拝観した後、平和祈念公園にて亡くなられた方々への供養と平和をお祈りし献花と読経をしました。

 

 

3日目には長崎の僧堂でございます皓臺寺様に拝登しました。本堂にて読経させていただいた後、老師のお話を拝聴しました。

 

 

今回の移動研修では熊本大地震被害の視察、原爆、戦争の恐ろしさ、悲惨さなどたくさんのことを学ぶことができました。今回経験したこと、学んだことを東日本大震災復興や戦没者慰霊供養などに今後生かしていきたいと思います。

「平和祈念の鐘」鐘打実施

OLYMPUS DIGITAL CAMERA正午に鳴らす大梵鐘の様子

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

殿鐘を鳴らす様子

平成28年8月15日(月)正午より宮城県の曹洞宗各寺にて終戦行持「平和祈念の鐘」が1分間鳴らされました。

今年も昨年に引き続き、戦争の惨禍を忘れず犠牲になられた方々への慰霊と恒久平和を祈り不戦を誓うべく、鐘の音が鳴り響いていました。