投稿者「miyasoutarou」のアーカイブ

平成30年度会員大会開催報告

去る平成31年2月20日(水)、ホテルグランテラス仙台において「平成30年度会員大会」が開催されました。

当日は正会員、特別会員とも多数のご参加をいただきました。

長谷川会長 千田事務局長

 

今回講演いただきました鈴木岩弓先生

第一部として「イエ亡き時代の死者、生者、そして寺」と題し、東北大学総長特命教授 鈴木岩弓先生に講演いただきました。

死生学を専門とされ、東日本大震災以降も東北大学文学部教授のお立場より実践宗教学寄付講座の責任者として、さらには現在では特命教授として精力的に活動されておられます。大学の授業など多忙な中お越しいただきました。

都市と地方、近年続いて多く発生する大災害、社会構成の変化など日本社会の変遷に伴い、日本人の死生観もまた昔からの伝統に依らない形が多く見分されるようになりました。現代の葬送や墓制について、豊富な見識から話題の提起を頂き、多くの学びを頂戴しました。

 

第二部は場所をボウルサンシャインに移しまして、恒例のボウリング大会を行いました。

第3部では懇親会が開催され、ボウリング大会の表彰を行うとともに、平素よりお世話になっております特別会員様との交流が行われ、懇親を深めました。

ご加担・ご参集頂きました多くの皆さま、ありがとうございました。

平成30年度 年次総会

去る平成30年12月19日(水)午後4時30分より、ホテルグランテラス仙台国分町にて宮城県曹洞宗青年会平成30年度年次総会が開催され、第26期の三役(会長・副会長・監事)の選出について審議されました。

議長には第12教区建立寺 坂本顕一師が選出され、理事会において審議がなされた次期三役案が上程され、承認を得ました。

第26期 会長 第1教区清凉寺 神作紹道師

副会長
・第 4教区 圓満寺  舘寺規弘師
・第14教区 大慈寺  髙橋信弘師
・第21教区 洞雲寺  千田祥幹師
監事
・第 1教区 金剛寺  根本秀逸師
・第 2教区 国分尼寺 小枝誠智師
・第13教区 多福院  三輪宗俊師

会議終了後、引き続きグランテラス仙台国分町にて忘年会が開催され、今年1年の慰労をしながら会員相互の親睦を深めました。

宮城県曹洞宗青年会創立50周年 記念式典・記念講演

去る平成30年11月30日(金)、仙台サンプラザにおいて「宮城県曹洞宗青年会50周年記念」の式典並びに講演会を開催しました。

当日は初代会長を初め、50年の年月を継いでこられた歴代会長の各御老師、東北管区教化センター、宮城県宗務所、全国曹洞宗青年会会長、東北各県の青年会会長、宗務所護持会会長、宗務所寺族会会長という多くの来賓のご臨席を賜りました。

賛助会員・特別会員の多数出席もあり、また各方面からの祝電も披露されるなど、式典は厳かであるとともに祝意を頂戴する中での行持となりました。

記念講演では花園大学文学部教授 佐々木閑先生をお招きし、「出家について」という演題にてご講演を頂きました。佐々木先生は仏教の成り立ちを分かり易くお話をして下さり、教えを正しくひろめる事の重要性について語られました。仏教においての”出家”の意義を改めて学び、また儀礼の簡略化や価値観の変容が社会において進む中で信頼される僧侶あること、さらには僧侶が語りうる事柄について学ばせて頂きました。正会員のみならず賛助・特別会員や御来賓の方々からも質問の声が挙がり、懇親会においても出席者同士で話題となるなど、先生の講演内容は示唆に富むものとして受け止められていました。

懇親会では50周年記念誌の発行に際し県内御寺院様のご協力を頂いて集まりました写真を基に、スライドショーの上映も行われました。

 

設立より半世紀を過ぎ、社会の変化とともに歩んできた当会が、今後もより多くの皆さまとのご縁を深める懸け橋でありたいと願い、私たち青年僧侶の研鑽の自覚の思いと志を新たにする、節目として記念の一日となりました。

ご参加・ご加担下さいました皆さま、誠にありがとうございました。

北海道胆振東部地震復興支援募金活動

9月18日(火) 仙台市内にて午後2時時から午後4時まで、北海道胆振東部地震への復興支援募金活動を行いました。
7月にも同じ場所で西日本豪雨災害の募金活動を行わせていただきましたが、今回も多くの方より心温まる募金を頂戴致しました。
ご支援頂いた方の中には
「北海道から来ました。」
というスーツケースをお持ちの男性の方もいらっしゃいました。
この出会いには思わず、
「私たちの行動が被災地と確かに繋がっているんだな」
と実感をいたしました。
ご協力いただいた皆様の込められた思いとともに、北海道の復興を願う気持ちが現地に届いてくれ
ることを念じてやみません。
この場をお借りいたしまして皆さまに心より感謝申し上げます。
募金総額は
205,234円
でした。
募金は日本赤十字社にお送り致します。
この度の地震で犠牲になられた方々のご冥福をお祈りすると共に、被災地の早期復旧復興を心より祈念し報告といたします。

第24回 カンボジア教育支援チャリティーバザーご報告 平成30年(2018年)

去る平成30年9月10日(月)、第24回カンボジア教育支援チャリティーバザーを富谷市成田公民館にて開催いたしました。

本年は準備日・当日共にあいにくの雨模様の中での開催となりましたが、正会員(前日68名、当日54名)の他、地元7教区の寺族様、(株)花そう様、清月記様によるボランティアご協力の下で、つつがなく準備運営をすることが出来ました。

前日に行われた準備の様子です。

出品にご協力いただいた品物をひとつひとつ確かめながら、販売ブースへと陳列していきます。

 

当日は開場前の午前10時より整理券をお配りしました。朝早くより来場下さった方もおられ、整理券は200枚ほどお配りしました。

12時30分予定通りに開場し、お越しの皆様にこのバザーの目的であるカンボジアでの教育支援について、贈呈式の映像を交えてご説明をいたしました。

当日はカンボジア教育支援団体サンタピアップみやぎボランティア会、震災孤児を支援する会のブースなども設置させていただきました。

バザー販売も大盛況!

今回は5,556点をご用意しまして、売り上げは1,280,700円でした。

エコバッグの売り上げ8,700円、写経セットの売り上げ16,200円、サンタピアップの募金43,019円と合わせました1,348,619円は、全額をカンボジアの小学校建設と現地での教育支援活動への基金として活用いたします。

また、北海道胆振東部地震への募金を行ったほか、西日本豪雨災害への募金のご寄付も頂きました。ご寄付頂きましたそれぞれ37,713円と30,000円につきましても全額を現地で活動する支援団体へ寄付させて頂くことになります。

本年もたくさんの方々のおかげにより教育支援への賛助を頂くことが叶いました。

今後とも是非当会の行う毎年のチャリティーバザーなど、様々な機会をご活用頂きましてより多くの困難の只中にいらっしゃる方々へ、支援の輪を広めるご協力を頂けましたなら幸いです。

ご来場の皆さま、ご加担いただいた皆様、誠にありがとうございました!

傾聴活動報告 仏一息 志津川中央復興住宅

平成30年8月5日(日)午後5時より、南三陸町の志津川中央復興住宅集会所にて        正会員15名により「傾聴活動 仏一息」を行いました。

当日のお天気はあいにくの雨で、ときおり強く降ることもありましたが、           それでも始まりの時間を迎えるころには多くの方にお集まりいただきました。

今回の活動は自治会の方とのご相談により、お越しいただいた方が誰でも楽しめるようにと「夏祭り」の形で、演劇や流しそうめん、くじ引きなど色々な趣向を凝らした内容にて活動を行いました。

演劇は宮城県の曹洞宗教化指導員の方々による、「BE BRAVE」の皆さんにて行われました。

また、現地自治会を通じて、南三陸町で長期休暇中の子どもたちの学習支援などを行っている、 東京大学の学生ボランティア「UT-OAK」の皆さんとご一緒の活動となりました。

これまでも登米市南方仮設など、宮曹青では仮設住宅集会所での傾聴活動を続けて参りましたが、そのことが復興住宅集会所での活動につながることとなりました。

あの震災から7年と5か月を迎えようとしています。この間にも日本各地で自然災害が発生し、多くの方々による災害ボランティアの活動を耳にするようになりました。

宮曹青も東日本大震災で被災された方々のもとにうかががい、または各地の現場に赴いてどんなお手伝いができるのかを考え続けています。

災害がもたらした多くの方々の損害を、私たちが直接埋め合わせできないかもしれません。   でも、このような活動を通じて私たち青年宗侶もなにがしかのお役に立てるのではないか。   そんな思いを新たにする時間でした。

お越しいただきました皆さんはもちろんですが、このイベントに大変なご協力をして下さった自治会の方々を始め、皆さまに感謝申し上げます。

ありがとうございました!