研修会」カテゴリーアーカイブ

平成26年度第1回研修会報告

IMG_3385 去る6月5日(木)午後1時30分より三本木町「天性寺」さまを会場に「平成26年度第1回研修会」が開催されました。 講師は会場寺院の御住職でもある 渡邊了英老師にお勤め頂き「曹洞教団の歴史と峨山禅師」と題して講習を賜り、会員30名の参加がありました。 IMG_3389
IMG_3395 開講式風景

今期の青年会は東日本大震災で被災した地域の青年会として自分たちに何が出来るか、何を期待されているかを考え目標とし活動して参りました。 その活動の根本にあるものは我々は仏様の弟子であり、曹洞宗の脈々たる法を継承する僧侶たる自己に他なりません。 その僧侶としての自己を曹洞宗の歴史と自らが受け継ぐ法を学ぶことによって、さらに力強く補完し、それぞれの活動につなげていくことを今回の研修会の開催目的としました。 IMG_3420
講師 渡邊了英 老師

講習では曹洞宗の法系(人法、伽藍法)を基礎からお話頂き、また渡邊老師が大本山總持寺で侍真として役寮を勤められた経験から得た貴重なお話や資料を頂戴しました。 特に老師は若い僧侶が曹洞宗法系の肝心要である「三物」への意識の低さ、授戒において袈裟の意義を知らずに授戒作法を行っていることに警鐘を鳴らしておられました。

講習の最後に「何か一つだけでもこれだけは負けないという気概、自信を持って精進して下さい」と我々に激励を送って下さいました。 IMG_3426

平成25年度第2回研修会報告

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開講式風景

去る平成25年11月12日、今年度第二回目となる研修会が仙台市林香院様にて開催されました。
講師として福島県飯舘村前田区行政区長をお務めの長谷川健一さんをお招きし「生きる権利を奪われた飯舘村の今」と題し講演を頂きました。
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長谷川健一氏

今回長谷川さんを講師に依頼した理由として、今期の宮曹青の行動指針である《実際に自らが現場へおもむき、行動を起こすこと》から、同じ東北の隣県に住む青年僧として、いまこの時に福島の状況を胸に刻み語りつぐことの重要性を強く意識し、現地研修の準備段階として今回の研修会の運びとなりました。

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研修会では、住み慣れた故郷から無理矢理引きはがされた思い、酪農家としての苦悩、そして報道では語られなかった真実を率直に語っていただきました。さらに、知り合いの酪農家が「原発さえなければ」というメッセージを書き残し自死した事、102歳の男性や90歳の女性が避難の足手まといになるからと自ら命を絶った事、今後も自死が懸念される状況を問題提起されていました。

講演終了後、質疑応答となり「我々に出来る事は何か」という質問には「私の声を多くの人に届けてほしい」と話されていたのが印象的でした。

今回の研修会では、宮曹青は隣県の福島県の震災被害、特に原発被害の現状をどこまで理解しているのかという事がまずはじめの課題としてありました。今後宮曹青の活動を展開するにあたり、長谷川健一さんの命の言葉をしっかりとこの胸に刻み、僧侶として、青年僧として何が出来るかを考えていけたらと思います。
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平成25年度第1回研修会報告

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                    研修会写真 開講式風景

平成25年7月11日午後1時30分より、仙台市新寺林香院さまを会場に宮曹青第一回研修会が正会員、賛助会員合わせ35名の参加にて行われました。講師は昨年度に引き続き長野県長谷寺副住職 宮下俊哉師、宮城県社会福祉協議会 北川進氏を迎え「災害時に要援護者となってしまう人々を考える」と題してご講演頂きました。
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講師の宮下師(左)と北川氏(右)

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全曹青膝舘副会長

研修会のはじめに聴講にお出で下さいました、全曹青膝舘副会長師より全曹青災害復興支援部の紹介や支援部の本庁移管の経緯をお話し頂きました。

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研修会は聴講者がグループに分かれ意見交換をしながら災害時だけでなく普段も自分たちで何が出来るかを考える研修を行いました。要援護者の定義や僧侶としての強みや弱み(何が出来て何が行いにくいか)等を紙に書きだしてそれぞれの認識を確認しました。多角的な視点から見ることの大切さに「気づく」研修会でありました。次回研修会は11月を予定してます。

第一回研修会アンケート結果_01