令和元年11月11日(月)仙台市林香院様を会場として令和元年度第2回研修会を行いました。
講師に北海道正覚院御住職 曹洞宗特派布教師をお務めになられています、村松直俊老師をお招きし、「等身大の法話」と題してのご講義を頂きました。
当日は正会員50名の方々が参加され、演題を「等身大の法話~自分のことばで話す、語る、伝える~」としてご講義を頂きました。
前半の講義では「法話は自身をさらけ出すカミングアウト」と述べられ、一般檀信徒に向けた成道会のご法話の実演をして頂きました。開始直後の会場は緊張感で静まり返っていましたが、一瞬で和やかな雰囲気に変えてしまう老師のお人柄には只々驚かされるばかりで、ご法話を聞く参加の皆様からも自然と笑いが生まれ、興味をひきつける内容を実感いたしました。講義の後半では、通夜や法事での法話に取り入れるべき三宝印や四摂法の教えについてご説明を頂き、熱心にメモを取る会員の姿も多くみられました。
松村老師は、法話の柱となるのは自身が納得する教えであり、そのためには法を咀嚼して自身のものとする日常の努力が必要であること、反省と懺悔を繰り返すことで等身大の自分が現れることを熱心に説かれ、講義を締めくくられました。
図らずも本年2回の研修会に共通したテーマは「布教者の日常底こそが法話の根本である」というご教示でありました。本年度の研修会に参加していただきました、会員それぞれの布教活動の一助となれば幸いに存じます。