震災から9年を迎える令和2年3月11日、本来なら県内外からたくさんの方々にご随喜をいただいて慰霊行脚を修行のはずでありましたが、昨今の新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当会として残念至極ではありましたが、規模を縮小しての実施をいたしました。
石巻市海蔵庵御住職 佐竹泰生老師、12教区理事 石巻市建立寺御住職 坂本顕一老師のご協力の下、会長、事務局若干名での慰霊行脚をさせて頂きました。
各地で集会の自粛に伴い慰霊活動が自由献花方式など例年とは異なる対応を迫れている中、この被災の地に足を運び、慰霊碑の前に手を合わせる方々の姿を見ると、あの日起きた東日本大震災のもたらした被害のむごさと、未だ癒えない悲しさ、辛さが改めて実感いたしました。宮城県の宗侶として、これからも被災地の方々に心を寄せて活動を続けていかなければいけないという意を強くした一日となりました。
来年こそは多くの方々にご随喜を賜り、慰霊行脚の修行をしたいと考えております。その為にも一日も早い感染流行の影響が終息に向かうことを願ってやみません。以上、ご報告とさせていただきます。