平成27年8月15日(土)正午より宮城県の曹洞宗各寺にて終戦70年の「平和祈念の鐘」が1分間鳴らされました。
当日はお盆ということでお墓参りに来た方々も正午の鐘が鳴ると手を合わせ、それぞれの思いを胸に黙祷を捧げられていました。
戦争の惨禍を忘れず、犠牲になられた方々への慰霊と恒久平和を祈り、夏の暑さの中たくさんの方の想いをのせて寺の中に殿鐘の音が響いていました。
平成27年8月15日(土)正午より宮城県の曹洞宗各寺にて終戦70年の「平和祈念の鐘」が1分間鳴らされました。
当日はお盆ということでお墓参りに来た方々も正午の鐘が鳴ると手を合わせ、それぞれの思いを胸に黙祷を捧げられていました。
戦争の惨禍を忘れず、犠牲になられた方々への慰霊と恒久平和を祈り、夏の暑さの中たくさんの方の想いをのせて寺の中に殿鐘の音が響いていました。
終戦70年を迎える本年、今年度布教教化方針-4「ともに喜びを分かち合える平和な社会の実現」に則り、当会と致しまして標記の終戦70年行事を企画いたしました。物資が貧しかった戦時中、武器を作るために全国各地の寺院の鐘が供出された戦争の歴史がございます。梵鐘がそのまま無くなってしまったお寺様も多いと聞き及んでおります。
そこで、戦争の惨禍を忘れず、犠牲になられた方々への慰霊と恒久平和を祈り不戦を誓うべく「平和祈念の鐘」鐘打を実施致したく存じます。
当会会員の御寺院様のみならず、県内一ヶ寺でも多くの御寺院様、一人でも多くの方々と共に同じ誓いと祈りを捧げたく存じます。
つきましては、お盆の忙しい中大変恐縮に存じますが、各御寺院様にて下記の如くご実施賜りますよう伏してご協力をお願い申し上げます。
また、檀信徒の方や地域の方々にもご周知頂き、より多くの皆様で心を一つにして実施賜れば、尚幸甚に存じます。
記
※上記方法は一例ですので、各御寺院様のご状況で適宜にご実施ください
以上
平成27年7月21日(火)午前10時より仙台市「林香院」さまを会場に「平成27年度第1回研修会」が開催されました。(会員57名参加)
講師は岩手県「正法寺」住職 盛田正孝老師にお勤め頂き「供養について」と題して講習を頂戴しました。
大本山總持寺の後堂を経験された盛田老師のお話はとてもわかりやすく、若い僧侶たちも終始耳を傾けて話を聞いていました。
「『死をみつめ死を考える』、私たちは死を体験できることができない、死なれるという体験しかできない。
死をみつめることによっていかに生きるかという命題が答えが出せる。
私たちは死を体験することができないから他の方の死を自分の死としてみていく。
だから自分が死ぬときはこうやって死んでいくんだというのを見せていかなくてはならない。
それが無常観である。」
去る平成27年4月24日(金)午後2時より、秋保温泉ホテルニュー水戸屋において「平成27年度定例総会」が開催されました。
初めに副会長長谷川俊昭師より開会宣言、第23期天野大真師より挨拶があり、続いて事務局から定足数を満たす計130名(出席者73名、委任状57通)により今総会の成立が報告されました。
議長には第13教区長林寺 伊藤芳順師(写真上)が選出され、次の事案が慎重審議の上、承認されました。
① 平成26年度東日本大震災復興支援活動報告並び決算報告
② 平成26年度事業報告
③ 平成26年度収支決算報告並びに監査報告
④ 第24期役員選出について
⑤ 平成27年度事業計画(案)について
⑥ 平成27年度予算(案)について
⑦ その他
総会終了後、引き続き同所に於いて「合同委員会」が開催され。会長より役員・委員へ委嘱状が交付されました。その後、各委員会に分かれ本年度の各委員会事業について打ち合わせが行われました。
今回は、昨年7月にお伺いさせていただいた町北第三団地、役場前団地、大森団地の三カ所にて傾聴行茶活動『仏一息ほっとひといき』を行わせて頂きました。18名もの会員諸師がご参加頂きました。
今回もお話しする機会を多く取り入れながら、ものつくりなどをさせて頂きました。また、お昼をまたいだ時間での開催でしたので、お昼ご飯代わりの軽食と飲み物や菓子をご用意させていただきました。県婦人会様より6名、特別会員1名のご参加もございました。
住民の方々は震災から4年が経った今も仮設住宅での生活を強いられておいでです。不安や憤りの気持ちが溜まっておいでのはずですが、訪問させて頂いた我々と笑顔を見せながら楽しく過ごして下さったようでした。私たちも寄り添う気持ちで接してまいりました。また4月より災害公営住宅に引っ越される住人もおられ、住民同士のお別れ会の趣旨を踏まえたお茶会になった所もございました。住民同士のコミュニケーションの場として傾聴活動を利用してもらうことが出来たのではないかと思います。
ボランティア団体の訪問が減る中、我々青年僧の姿をご覧になって安心してくださる方もいらっしゃいました。今後も継続的に傾聴行茶活動『仏一息ほっとひといき』を展開し、住民の皆様の安心につながって頂ければと思います。我々も何度も仮設住宅に足を運んでいかなければならないと思います。