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平成27年度定例総会 並びに合同委員会

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去る平成27年4月24日(金)午後2時より、秋保温泉ホテルニュー水戸屋において「平成27年度定例総会」が開催されました。
初めに副会長長谷川俊昭師より開会宣言、第23期天野大真師より挨拶があり、続いて事務局から定足数を満たす計130名(出席者73名、委任状57通)により今総会の成立が報告されました。

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議長には第13教区長林寺 伊藤芳順師(写真上)が選出され、次の事案が慎重審議の上、承認されました。

① 平成26年度東日本大震災復興支援活動報告並び決算報告
② 平成26年度事業報告
③ 平成26年度収支決算報告並びに監査報告
④ 第24期役員選出について
⑤ 平成27年度事業計画(案)について
⑥ 平成27年度予算(案)について
⑦ その他

総会終了後、引き続き同所に於いて「合同委員会」が開催され。会長より役員・委員へ委嘱状が交付されました。その後、各委員会に分かれ本年度の各委員会事業について打ち合わせが行われました。

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第24期会長の北村暁秀会長

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広報編集委員会

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ボランティア委員会

傾聴行茶活動報告⑨

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今回は、昨年7月にお伺いさせていただいた町北第三団地、役場前団地、大森団地の三カ所にて傾聴行茶活動『仏一息ほっとひといき』を行わせて頂きました。18名もの会員諸師がご参加頂きました。

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今回もお話しする機会を多く取り入れながら、ものつくりなどをさせて頂きました。また、お昼をまたいだ時間での開催でしたので、お昼ご飯代わりの軽食と飲み物や菓子をご用意させていただきました。県婦人会様より6名、特別会員1名のご参加もございました。

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住民の方々は震災から4年が経った今も仮設住宅での生活を強いられておいでです。不安や憤りの気持ちが溜まっておいでのはずですが、訪問させて頂いた我々と笑顔を見せながら楽しく過ごして下さったようでした。私たちも寄り添う気持ちで接してまいりました。また4月より災害公営住宅に引っ越される住人もおられ、住民同士のお別れ会の趣旨を踏まえたお茶会になった所もございました。住民同士のコミュニケーションの場として傾聴活動を利用してもらうことが出来たのではないかと思います。

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ボランティア団体の訪問が減る中、我々青年僧の姿をご覧になって安心してくださる方もいらっしゃいました。今後も継続的に傾聴行茶活動『仏一息ほっとひといき』を展開し、住民の皆様の安心につながって頂ければと思います。我々も何度も仮設住宅に足を運んでいかなければならないと思います。

第20回カンボジア教育支援チャリティバザー開催報告

 

平成26年10月8日(水)第20回カンボジア教育支援チャリティバザー無事終了しました!
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会場となった「三本木総合体育館」IMG_4279

 

バザー開催の前日10月7日(火)に会場準備を行いました。

県内の曹洞宗寺院から提供頂いた品々をスタッフ総出で搬入し仕分けします。

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その後、仕分けした商品に値札を貼っていきます。
商品数はなんと4450点にのぼりました!  IMG_4314 IMG_4318

 

 

そして準備も整い開催当日は快晴!

今回は第9教区様のご好意により豚汁、おにぎり、お茶、コーヒーが来場者に振る舞われました。中にはスーパーボールすくいもあり和やかな雰囲気となりました。IMG_4334

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販売前には天野会長よりチャリティバザーの開催趣旨の説明を行い、また曹洞宗の「青少年健全育成教化委員」によるバザーを題材にした余興劇の披露がありました。

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そして午後1時販売開始!

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開場を埋め尽くす人!
来場者は600人を超え、用意した商品はあっという間に売り切れてしまいました。

買い物を終えた来場者は両手にたくさんの荷物を抱え笑顔で満足頂けたようでした。
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おかげさまで売上げは大台の100万円を超えました!
誠にありがとうございました!
売上げ金、寄付金は全額カンボジアの教育支援に充てさせて頂きます。

20回目の節目となった今回のチャリティバザー。
今までに無い企画イベントもあり、次回に繋がる開催となりました。

傾聴行茶活動報告⑦

石巻傾聴活動写真③

 

 傾聴行茶活動『仏一息ほっとひといき』を2月の傾聴行茶活動でお伺いさせていただいた町北第三団地(7名参加)、役場前団地(15名参加)のほか、大森団地(26名参加)の三カ所にて行わせて頂きました。

石巻傾聴活動写真②

 

石巻傾聴活動写真⑧今回はお話しする機会を多く取り入れながらも、リクエストに応じて卓上灯篭・うちわ絵・数珠作りを行いました。また夏の午後という時間でしたので、冷たい飲み物とラスクやお茶菓子をご用意させていただきました。県婦人会様より5名のご参加もございました。

石巻傾聴活動写真⑥

お出で頂いた住民の方々には訪問させて頂いた我々に笑顔を見せ、和ませ、楽しく過ごして下さったようでした。我々も大人数で押しかけてしまいましたが、寄り添う気持ちを表しながら心を落ち着かせ安心していただくよう心掛けました。

 住民の皆様方にも我々青年僧の姿をご覧になって趣旨をご理解いただけたと思っております。今後も仮設住民同士のコミュニケーションの場として、また住民の皆様の息抜きの場として傾聴行茶活動を広めながら、はじめての方にも足を運んで頂けるよう企画して参ります。
石巻傾聴活動写真⑤

大本山總持寺二祖峨山禅師650回大遠忌予修法要


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去る平成26年7月10日、「大本山總持寺二祖峨山韶碩禅師650回大遠忌予修法要」が「ホテル松島大観荘」を会場とし、大本山總持寺貫主江川辰三禅師御親修にて奉修されました。

当日は東北管区より約四百名の方々が参列され、当会からも研修委員会を中心に十五名が法要に随喜加担させていただきました。

法要後には清興として熊田かほりさんによる琵琶演奏が披露され、会場を盛り上げました。
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福島視察研修報告

 

IMG_3507 6月19日(木)福島視察研修を参加者21名(正会員17名、賛助会員4名)にて福島市、飯舘村、南相馬市を視察して参りました。
今回の研修会は隣県に住む青年僧として今この時に福島の状況を胸に刻み語り継ぐ事を第一の目的として福島視察を行い、その土地に生きる方の言葉を拝聴させて頂くため行いました。

IMG_3440_1_2 当日午前9時に集合出発し道中のバスの中では北村副会長より今視察の意義、放射能に関する知識を参加者に説明しました。 配られた資料の中に福島県の僧侶、玄侑宗久師の言葉が引用されてました。

『正しく恐れる』
自分勝手なものさしで判断して闇雲に恐れるのではなく、自ら学び最新の正しい放射能の知識に基づいて、科学的に客観的に理解し、その上で正しく恐れる。ただちょっと見ただけで、うわさを聞いただけでそのまま鵜呑みにしてしまう それが差別や風評に繋がる。

まさに我々が感じている目に見えない放射能の怖さ、問題を言い得てる言葉です。現地、放射能を「正しく観る」必要があると改めて思いました。

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福島市 常圓寺様
最初に訪れたのは福島市の常圓寺様です。 ご住職の阿部光裕老師は原発の事故直後から除染活動を積極的に行い、除染時に出る汚染土の保管を境内地に受け入れておられます。 IMG_3457_1_1
阿部光裕老師
はじめにNHKワールドが作成した阿部老師の除染活動を追ったドキュメントビデオを視聴し、その後老師のお話を伺いました。 除染のほか様々な活動をされている老師は一般のボランティアも快く受け入れておられ、福島、宮城の被災地の現状をバスツアーで知ってもらう『知るボラ』活動も行っているとの事。
色々なお話を伺いましたが活動の根本は「人々が苦悩しているのに住職としてその苦しみを汲み取ってあげたい一心である」と仰っておられました。その後、常圓寺さまの裏山に赴き線量が高い場所と除染土の保管場所を視察させて頂きました。

IMG_3467_2 IMG_3473_2 上記の写真は裏山の頂上付近ですが線量計が非常に高い数値を計測しておりました。 居住付近の場所だけ除染しても一時的に下がるだけで山などの高い場所を除染しなければ根本的に意味がないと仰っておられました。
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常圓寺様境内地内に設置された除染土置き場


続いて飯舘村を視察しました。
昨年研修会講師としてお招きしました行政区長の長谷川健一先生に村のご案内と現状を説明頂きました。
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長谷川健一氏 IMG_3510_1_1

除染土の仮置き場確保のため除染作業 IMG_3533_2 IMG_3527_1
除染土の仮々置き場
バスの中からの視察となりましたが広い飯舘村を駆け足で視察しました。
行政は地表5センチほどの土を取り除く作業を行っているが福島市と同じく標高20メートル以上の山間部の除染は行わないとしているそうです。これでは雨風によってまた汚染されてしまうと仰っておられました。
上記の写真は大量に出る汚染土の仮々置き場としているがたぶんこのままここに置かれることになるだろうと説明頂きました。
また、住民の大半が農業、酪農に携わるこの村で居住区だけ除染をしても誰が帰ってくるのだろうかと嘆いておられました。

 

続いて南相馬市に移動し同慶寺さま本堂にてご住職の田中徳雲老師にお話しを伺いました。
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IMG_3582 田中徳雲老師
地域の現状をお話頂きました。
非常に住みやすい場所であった南相馬市小高地区。農村部で三世代同居のお檀家さんが多かったそうです。それが震災以降、放射能で非難を余儀なくされ、小さい子供がいる家族は宮城や離れた場所に引っ越され、お年寄りは先祖が残したこの地に残り、仮設住宅で暮らされてる方が多いそうです。
最近ようやく地域の本格除染が始まったが、3年前からお檀家様やたくさんの方の協力を得ながら境内の清掃、除染を行ってきたが3年かけてもそんなに線量が下がったという印象は無く除染に同じ予算、時間をかけるなら屋根や雨どいなどポイントをまずしぼったほうがいいと考えておられました。
田中老師自身4人のお子様の父であり、現在はいわき市から同慶寺様に通ってらっしゃるとのこと。子供の意見を尊重しながら今後の生活を考えていきたいと話されておられました。 IMG_3612_1
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小高駅前

最後に小高駅に立ち寄りました。自転車置き場は3月11日のまま時間が止まっており駅前には人影は無くゴーストタウンのようでした。
駆け足で福島の現状を視察させて頂きましたが震災から3年以上経ても時間が止まったままのような現状、そして除染の困難さを痛感させられました。
今回お話を伺った講師3名が政府行政が進める形式的な除染作業に対して違和感を覚えておられました。

そして3名の講師が口にされていた「この状況、現状を知って欲しい」
知る事から考え、選択、行動し自分たちの未来、次の世代に繋げて行かなければならない。

「本当の復興とは何か」

参加した会員はそれぞれ考えさせられる研修となりました。