平成30年 第1回研修会

平成30年7月4日(水)、仙台市林香院様を会場にて「平成30年度 第1回研修会」を行いました。

正会員・賛助会員の御寺院様併せ40名のご参加を頂きました。

本年度は昨年に引き続き、前 曹洞宗国際センター所長であり「Web上で 坐禅について学び 坐禅を実修し 人生に変革をもたらす場『大空山磨塼寺(ませんじ)』」を運営されている、藤田一照老師による講義を頂きました。

前回の研修では講義と体を動かすワークを通じて、坐禅の身体感覚について学びました。

今回の研修ではより実践的にに学ぶということで全編を体験形式に致しまして、実際に自分たちの身体や意識の働きを一つ一つ確かめながら、改めて宗門における坐禅がどういったものであるのかを体験していくことが出来ました。

写真にて紹介をしておりますように、曹洞宗の教えや説明についても確認をしながら、茶道や武道、ボディコンディショニングなど(割り稽古、韓氏意拳、ひもトレ…etc)老師が触れてきた様々な知見に基づいた心身の捉え方を紹介され、また身体感覚の捉え方についても工夫を凝らした説明を頂きました。

 

「ただひたすらに坐禅」という宗旨を実践する中にあっては、心と身体に分け隔てることなく一体のものとして調えていくことは、基本でありながら他の方にお伝えのし辛い部分でもあります。

この研修で得た学びは、今後の自分たちの実践の上でも、お伝えをする際にあっても、いずれにおいても取り組みにあたって大変貴重な視座でした。

昨年から「参禅弁道」をテーマに研修を続けて参りましたが、宮城県内でも参禅会の活動を始めたり、企画している青年会員もおられるとのことです。

藤田老師は様々な研修会やワークの活動をされていらっしゃるので、ご参加下さった皆さまがこの研修を機縁・きっかけとして、さらなる学びと坐禅をひろめる活動に進んでいかれることを期待してやみません。

お集まりいただきました皆様、誠にありがとうございました!

平成30年度 ソフトボール大会

平成30年6月6日(水)仙台市海岸公園野球場(宮城野区蒲生)にて宮城県曹洞宗宗務所・宮曹青共催「平成30年度 ソフトボール大会」を開催し、47団体、308名のご参加をいただきました。

当日はやや曇り空ではあったものの気候も穏やかで、日差しもそれほど強くない快適な日和に恵まれての開催となりました。

試合グラウンドの準備をする交流事業委員の皆さん

この公園野球場も含めた一帯は東日本大震災の津波被災地域です。

公園野球場も本年H30年度から復旧し、再び当会ソフトボール大会をこのグラウンドにて行うことが出来るようになりました。

開会に先立ち、参加者一同黙祷を捧げました。

開会宣言 曹洞宗宮城県宗務所副所長 辻 文生 老師

 

挨拶 当会会長 長谷川俊昭 師

選手宣誓 中居堂 中居健一郎 氏

優勝・準優勝トロフィーの返還

事業委員長 八巻英成師によるルール説明

参加の皆様は24チームに分かれて予選リーグ戦、決勝トーナメント戦を行い、スポーツによる交流を楽しみながら、勝負の緊張感も感じられる試合が行われておりました。

 

決勝は「ベルコ」チームと「清月記」チームの対決となりました。

お互いに近年優勝を経験している、決勝戦常連の強豪チームです。

清月記さんは連覇を、ベルコさんは優勝トロフィーの奪還を期しての一戦となりました。

優勝は「ベルコ」チーム! 見事なプレーを見せて、トロフィーの奪還を見事果たしました。

 

準優勝の「清月記」チーム。連覇こそなりませんでしたが、健闘が光りました。

 

今年度も300名を超える参加者の皆さんお一人お一人のご協力によりお蔭様にて大会を終えることが出来ました。

参加者、関係各位の皆様方に心より感謝を申し上げます。

『 大 会 結 果 』

優勝 「ベルコ」チーム

準優勝 「清月記」チーム

3位 「第20教区・コンノサービス企画」チーム

3位 「第11教区・一禅社・山口葬儀社」チーム

平成30年度 定例総会

去る平成30年4月20日(金)午後4時より、秋保温泉ホテルニュー水戸屋において「平成30年度定例総会」が開催されました。出席者は49名、委任状64通により今総会の成立が報告されました。

定足数が確認され、神作副会長による開会宣言がなされました。議長には第3教区鳳壽寺 鈴木俊龍師(写真上)が選出され、次の事項が慎重審議の上に承認されました。

① 平成29年度東日本大震災復興支援活動報告並びに決算報告
② 平成29年度事業報告
③ 平成29年度収支決算報告並びに監査報告
④ 平成30年度事業計画(案)
⑤ 平成30年度予算(案)
⑥ 宮曹青創立50周年記念事業について
⑦ その他

進行役を務めた千田事務局長

 

決算報告をする小石川会計

 

監査報告をする眞山監事

また、本年度は本会設立50周年記念の事業開催の年に当たるため、これまで本会役員のみで構成しておりました準備委員会を、各教区理事様にご加担を頂く運営委員会とし、万全を期して開催に向けての準備を進めてまいります。

 

会議の様子

 

また、報告事項としてサンタピアップみやぎボランティア会の 時 事務局長より中間報告がありました。

閉会宣言は清水副会長より行われました。ご出席・ご欠席に関らず当会に参画して下さる皆様のお力によりまして、本年度の定例総会を無事執り行うことができました。

平成30年 東日本大震災被災地慰霊行脚 及び 大川小学校慰霊法要

平成30年3月11日(日)12:00より石巻市長面浦より大川地区にかけて東日本大震災被災地慰霊行脚を行いました。

当日は相野谷の海蔵庵別院様を集合場所とさせて頂きました。

宮曹青、全曹青、三重曹青、いずも曹青、置賜地域曹洞宗侶(Teamおきたま)、秋田曹青、総28名が加担し、19名が行脚を行いました。

海蔵庵様本院へ移動しての諷経後、大川小学校へ向けて行脚を行いました。

あの震災の発生から丸7年の時間が過ぎました。

変わっていく被災地の風景の中を、変わらない哀悼と追慕の思いが続いていくと思わされる、そんな多く光景を眼にし、胸にとどめながら歩みを進めました。

大川小学校跡に到着。大川小学校は仮設校舎を置いていた二俣小学校と統合となり、2月24日に閉校式を行ったとの事です。また一つ、被災地に変わっていかざるを得ない出来事がありました。

午後2時46分、サイレンの音が鳴る中で黙祷。

黙祷が終わりました後、本日お集まりされていた沢山のご家族やご親類、追悼にお集まりの皆さまと地元寺院の方々にて慰霊法要が営まれました。

3月11日をこの地で迎えるたびに何と向き合い、なぜ祈るのか、何をしていくべきなのか。多くの問いを私たち青年宗侶は抱き続けております。

その問いの元にある悲嘆や苦悩に目をそむけず、応え続けていきたい。思いを新たにしてこの日の行脚の道程を終えました。

以上、ご報告とさせて頂きます。

傾聴活動報告 仏一息 大森仮設団地

平成30年3月3日(土)10時30分より石巻市大森仮設にて、傾聴活動「仏一息」(ほっとひといき)を行いました。

当日は住民の方々がのべ8名お集まり下さいました。私たちは正会員11名、寺族様とお手伝い頂いた方々4名にての活動となりました。

前回11月にもお伺いをしていたからでしょうか。前回よりも何かのんびりと寛いだ雰囲気で過ごされていたように感じました。

今回もお昼をご一緒しました。

ひな祭りということで、お寿司とうどんをご用意しました。皆さんにおいしく召しあがっていただくために、手作りならではの工夫が凝らされた品々です。

いらっしゃった皆様も、私たち前回参加・今回初参加のへだてなく受け入れて下さいました。気がつけば若干時間を過ぎての活動となってしまいました。

この日の締めくくりには記念撮影も行いました。もちろんこちらにお住いの皆様は8月でこの場所を離れてしまう状況ではありますが、今後もこのような活動を継続していくことが皆様に心の安らぎとなっていければと感じました。

お集まりいただいた皆様、本当にありがとうございました。