2019年度定例総会 報告
平成31年4月19日に行われました、
※ 上記文章をクリックして下さい。
※ 第1回理事会は本総会に先立って行いました。協議内容については今期の計画立案という性格上、総会とほぼ同内容ですので掲載を割愛させて頂きます。
去る平成31年4月19日(金)午後1時30分より秋保温泉岩沼屋において「2019年度定例総会」が開催されました。
定足数が確認され、議長には第6教区福應寺 佐藤滋元師(写真上)が選出され、次の事案が慎重審議の上、承認されました。
① 50周年記念事業報告並びに決算報告
② 平成30年度復興支援活動報告並びに決算報告
③ 平成30年度事業報告
④ 平成30年度収支決算報告並びに監査報告
⑤ 第26期役員選出について
⑥ 2019年度事業計画(案)
⑦ 2019年度予算(案)
⑧ その他
無聖78号 平成31年3月31日発行
平成31年 東日本大震災被災地慰霊行脚 及び 大川小学校慰霊法要
平成31年3月11日(月)、石巻市大川地区において東日本大震災慰霊行脚を行いました。
本年は風も吹き冷たい雨が降りしきる天候につき、思い通りの活動は適わない面もありました。しかし私達も含め、それでも訪れる方々がこの日この場所には確かにありました。
この日を迎える事の意味に思いを廻らし、慰霊・鎮魂の祈りの気持ちを強く致しながらの活動となりました。
旧大川小学校校舎
8年という歳月が瞬く間に過ぎ行く中で、あの日から続く心の痛む日常の中を過ごされている方々も、また今年の3月11日を迎えておられます。
復旧や復興、帰還といった言葉に含まれる人々の未来を願う気持ちと、身の回りの環境や境遇の変化の中にあってなお痛切になる悲しみと、どちらにも絶える事の無い祈りが捧げられています。
その人々の気持ちや思いから離れる事の無いよう、私たち僧侶も願いも新たに発する日となりました。
傾聴行茶活動 仏一息 志津川復興住宅集会所
平成31年3月8日(金)「仏一息」活動にて、志津川復興住宅に本年度2回目のお伺いをしました。
当日は風が強く、3月ではありましたが寒い中での開催となりましたが、それでも久しぶりにお会いした皆さまはあたたかく迎えて下さいました。南方仮設住宅で行われていた朝の体操も継続されているそうで、終わってお茶飲みしながらお待ち下さった方々もおられたとの事でした。
私達もその輪の中に加わらせて頂きながら、しばらくの間を皆さまのお話に耳を傾け、時に談笑しながらゆったりと時間を過ごさせて頂きました。
その間にも進められる、昼食のご用意。
食事のご用意も、共に頂く時間を大事にすればこそ。暖かいうどんが、皆さんとの交流をあたたかなものにしてくれているようでした。
この日皆さんとご一緒するなかで耳にしたお話は、様々な思いが交入るものでした。
住み慣れたはずのふるさとに戻ったはずでも、「この場所は山を整備して作ったので、風が強くとても寒い。」皆さん折に触れて以前の暮らしとの違いを感じる、そういう日常なのでしょう。
また、復興事業を経てすっかり変わった故郷の姿を思い、「童謡『ふるさと』を皆で歌う機会が多くあったけれども、自分は歌いたくなかった。でも、最近やっと歌っても良いかなと思えるようになった。当時の事を語る気持ちも、ようやく湧いてきた。」そんな気持ちを語って下さる方もおられました。
私達が傾聴行茶活動を取り組み続ける、その意味を改めて考えさせられる日でもあったように思います。
最後になりますが、来場して下さった20名の皆さまと地域の方々へ感謝し、また当日は12名でしたがこの「仏一息」に参加・お手伝い頂いた方々につきましても謝意を表したいと思います。
皆さまありがとうございました!