東日本大震災 被災地慰霊行脚並びに大川小学校追悼法要・『亡き人への手紙』お焚き上げ供養

雄勝地区行脚
平成27年3月11日(水)東日本大震災被災地慰霊行脚(全曹青・宮曹青共催)並びに大川小学校追悼法要(遺族会主催法要随喜)、無事修行して参りました。

当日は石巻市海蔵庵様別院に集合し全曹青からお声掛け頂き全国からご随喜頂いた22名の会員と宮曹青から32名が参加し強風吹きすさぶ中での行脚となりました。
コースを大川、雄勝、北上の3つに分けて途中、地元御寺院様や慰霊碑の前でご供養しながら行脚致しました。
大川コースの途中海岸では皆様からお寄せ頂きました『亡き人への手紙』をお焚き上げ供養させて頂きました。

①大川コース
海蔵庵出立法要

海蔵庵本院にて出立諷経
大川地区行脚手紙 お焚き上げ②

手紙 お焚き上げ④

亡き人への手紙 お焚き上げ(加工)
海岸にて「亡き人への手紙」お焚き上げ供養 

大川龍谷院慰霊

 龍谷院慰霊碑にて
大川小学校慰霊

 大川小学校前慰霊碑にて


②北上コース

北上地区行脚_R

 

北上地区行脚④_R

 

③雄勝コース

北上地区行脚③_R

 

行脚を終え大川小学校遺族会主催の慰霊法要に随喜し、14時46分に黙祷の後、法要を修行しました。

大川小学校慰霊法要②

 

大川小学校慰霊法要

遺族会会長のお言葉の中で震災から4年を迎えても遺族の悲しみは今もあの頃のままと仰っておられました。
東日本大震災から4年。
参加したそれぞれが胸の中であの日からを振り返り、亡き人へせめてもの想いでご供養致しました。

東日本大震災被災地慰霊行脚のお知らせ

DSC00191_R
宮曹青では全国曹洞宗青年会様との共催で東日本大震災から4
年を迎える3月11日に被災地慰霊行脚を修行します。

平成27年3
11日(水午後1時頃より
雄勝地区(高源院~天雄寺)
・大川地区(龍谷院~観音寺~釜谷霊園前)
・北上地区(北上市役所跡地)

行脚の後、
午後2時30分から 大川小学校にて「慰霊法要」 ※主催=大川小学校・遺族会

「慰霊法要」では焼香所を設けますので是非ご焼香にお出で下さい。

台湾移動研修報告

IMG_5087_R


平成27年2月8日から11日の3泊4日の日程で、台湾移動研修が行われました。宮城県曹洞宗青年会では道元禅師750回大遠忌記念事業のハワイ研修以来15年ぶりの海外研修となりました。参加者は正会員、賛助会員あわせて22名での研修となりました。

IMG_4995_R

仙台空港で出発式

初日は移動のみの行程で、台北の入国手続の後、バスにて夕食会場へ。研修旅行での無事を祈念ながら台湾料理をいただきました。連泊にてお世話になる台北国賓大飯店には夜十時頃到着しました。

IMG_5047_R

東和禅寺山門

IMG_5056_R

IMG_5086_R

拝登諷経

2日目は、初めにバスにて東和禅寺へ拝登しました。明治期に建てられ、現存している山門兼鐘楼堂をくぐり、本堂にて拝登諷経、観音堂にてお茶、菓子を頂き乍ら、知客和尚様に建物の歴史や、僧侶の生活などのお話を伺い、その後、寺院堂内を案内していただきました。

IMG_5120_R

お茶のご接待

IMG_5141_R

IMG_5146_R
食堂には五観堂、五観の偈と書かれた額が掲げられ、本堂正面の大高炉や天井、柱等には永平寺・総持寺の両山紋が入っており日本曹洞宗別院としての名残が今でも残っていました。東和禅寺は曹洞宗大本山台湾別院として1910年(明治28年)に立派な七堂伽藍で創建されました、初代住職は宮城県仙台市昌傳庵 大石堅堂老師で、戦後まで日本曹洞宗の僧侶が歴任されていました。後に観音堂が建立され、1945年観音堂は台湾にて接収、東和禅寺と改称されました。今は8人の僧侶が修行されていて200件の信徒さんの供養などもされているとのことです。

IMG_5154_R

本堂前にて記念撮影

 

IMG_5188_R
IMG_5175_R
龍山寺

東和禅寺の拝登の後、龍山寺を参拝しました。旧暦では正月が近いため、色鮮やかな黄色い提灯が壁を連ねとても華やかな印象でした。境内では一般の方々の祈りの場所が各所にあり、お線香をあげ、五体投地し祈りをする中国・台湾の方々も見受けられました。

IMG_5206_R

台湾故宮博物館

午後には、台湾故宮博物館にて、中国三千年の歴史の中で作られた銅器・翡翠彫刻・青磁器・白磁器・書画など、所蔵物の一部を見ることが出来ました。書に興味のある私は30分程の休憩時に早足で書画部に行き、王羲之の十七帖拓本をはじめ、趙孟頫、米芾、董其昌などの肉筆を目の当たりにできたのは、感慨深く非常に貴重な体験でした。

(館内は撮影禁止でした...)

IMG_5223_R

忠烈祠の傭兵の交代風景
台湾故宮博物院を離れ、忠烈祠に向かいました。忠烈祠では革命・建国で命を落とした人や日中戦争などにおいて戦没した英霊を祀る祠を参拝し、門と霊廟まで百メートルはあろう忠烈祠の通路にはロボットのような規則正しい進退で兵隊さんが歩く衛兵交代のセレモニーを見ることができました。

 

IMG_5256_R

花蓮駅

IMG_5263_R

静思堂

10日は、特急列車で台北から花蓮に向かい、慈済会(正式名称 財団法人 中華民国 仏教慈済慈善事業基金会)を訪問しました。広大な土地に静思堂(約2000人収容できる大講堂)、慈済病院、慈済医学院、慈済看護婦学校等が有り、その大きさに圧倒されました。

IMG_5305_R

IMG_5286_R

IMG_5345_R
静思堂入口からは慈済会新宿支部に以前まで在任されていた林さんの案内で慈済会創立までの生い立ちや慈済会の活動DVDを視聴した後、パネル写真の並ぶ災害救助現場での活動風景を詳しく聞くことが出来ました。パネルの一ブースでは東日本大震災の際、石巻等で、6回にわたり災害見舞金を被害者に直々に配る様子なども見ることが出来ました。また、災害時に必要な物資を会自ら考案し、ペットボトルなどでリサイクルし作ったTシャツやブランケットなども展示され、援助活動の幅広さが窺えました。昼食には、静思堂の裏手にある食堂で精進料理を頂きました。
IMG_5356_R

 

IMG_5368_R

静思精舎

午後は慈済会の僧侶が修行している静思精舎へ拝登しました。知客和尚(尼僧)様の案内にて、本堂参拝の後、境内の畑、養肥所の様子、栽培方法の説明を受け、僧侶の衣服を裁縫する縫製室等を拝見することが出来ました。
IMG_5374_R

IMG_5379_R

 

 

IMG_5388_R

IMG_5400_R
精舎正面で記念撮影を終えて、行きと同じく花蓮より特急列車にて台北へ戻ました。

最終日は午前10時出発の航空機に合わせ、7時にホテルを出発し、日本時間午後3時半頃、日本への入国手続きを終え、参加者全員怪我等無く無事解散いたしました。

3泊4日でのスケジュール・内容共に充実した台湾研修は日本曹洞宗と台湾の関わりや災害支援団体と僧侶の在り方など、改めて学ぶことが出来ました。このような台湾研修を実現するにあたり、天野会長、神作研修委員長始め役員の方々、BSトラベルさんのご尽力と宮曹青会員諸氏のご協力、ご理解を頂き、開催できました。誠にありがとうございました。また、この場をお借りして、師寮寺の皆様と、家族に感謝申し上げ、報告とさせていただきます。

報告 研修副委員長 井上寛尚

無聖70号作成中です

DSC_4319

会報誌「無聖」70号鋭意作成中です。

平成27年2月17日(火)午後3時より仙台市「林香院」さまを会場に岩手県から惠津森哲夫師、石ヶ森桂山師、福島県から光英覚法師、瀧澤勝俊師、当県においては門脇昌文師、奥野秀典師をお招きし、天野会長が座長を務め、東日本大震災についての座談会を開催しました。

DSC_4376

今回無聖の記事作成のため、当時の執行部の方々をお招きし、出席者各位に事前にお願いしたアンケートを活用しつつ、様々な角度からお話を伺いました。

DSC_4472

震災当時の各青年会の状況、様々な活動の中での成果や失敗、苦労が率直に語られ、それらを踏まえた上での将来への具体的な対策や提言を頂き、貴重で有意義な座談会となりました。

「無聖」70号は4月初旬に発送予定です。

平成26年度会員大会開催報告

IMG_4926_R (2)
平成27年1月29日午後2時より、
ホテルグランテラス仙台に於いて平成26年度会員大会が開催されました。

IMG_4920_R (2)

フリーアナウンサー 上野泰夫氏

第1部のボランティア研修会では、「相手を思いやる言葉使い・想いを伝える表現力」と題し、講師にフリーアナウンサーの上野泰夫氏をお招きし講演を頂戴しました。

上野氏は元秋田放送のアナウンサーで、現在はフリーアナウンサーとして講演や司会業、また日本笑い学会「笑学校」講師として秋田を拠点に各地で活動されておられます。

講演ではアナウンサー時代や司会業で経験したことを中心に心掛けるべき「話しの四原則」など理論を説明しながら話のプロとしてユーモアたっぷりに講演を頂きました。(参加67名)

IMG_4946_R (2)

第2部は場所をボウルサンシャインに移して恒例のボウリング大会を開催しました。
ストライクを取ると歓声が上がり多いに盛り上がりました!(参加73名)
IMG_4965_R (2)

 

 

 

IMG_4984_R

第3部はホテルグランテラスに戻り、ボウリング表彰式、懇親会として会員相互の懇親を深めました。(参加84名)
IMG_4971_R (2)
日頃大変お世話になっている特別会員さまと交流する貴重な時間を過ごす事ができました。