投稿者「miyasoutarou」のアーカイブ
平成30年 東日本大震災被災地慰霊行脚 及び 大川小学校慰霊法要
平成30年3月11日(日)12:00より石巻市長面浦より大川地区にかけて東日本大震災被災地慰霊行脚を行いました。
当日は相野谷の海蔵庵別院様を集合場所とさせて頂きました。
宮曹青、全曹青、三重曹青、いずも曹青、置賜地域曹洞宗侶(Teamおきたま)、秋田曹青、総28名が加担し、19名が行脚を行いました。
海蔵庵様本院へ移動しての諷経後、大川小学校へ向けて行脚を行いました。
あの震災の発生から丸7年の時間が過ぎました。
変わっていく被災地の風景の中を、変わらない哀悼と追慕の思いが続いていくと思わされる、そんな多く光景を眼にし、胸にとどめながら歩みを進めました。
大川小学校跡に到着。大川小学校は仮設校舎を置いていた二俣小学校と統合となり、2月24日に閉校式を行ったとの事です。また一つ、被災地に変わっていかざるを得ない出来事がありました。
午後2時46分、サイレンの音が鳴る中で黙祷。
黙祷が終わりました後、本日お集まりされていた沢山のご家族やご親類、追悼にお集まりの皆さまと地元寺院の方々にて慰霊法要が営まれました。
3月11日をこの地で迎えるたびに何と向き合い、なぜ祈るのか、何をしていくべきなのか。多くの問いを私たち青年宗侶は抱き続けております。
その問いの元にある悲嘆や苦悩に目をそむけず、応え続けていきたい。思いを新たにしてこの日の行脚の道程を終えました。
以上、ご報告とさせて頂きます。
傾聴活動報告 仏一息 大森仮設団地
平成30年3月3日(土)10時30分より石巻市大森仮設にて、傾聴活動「仏一息」(ほっとひといき)を行いました。
当日は住民の方々がのべ8名お集まり下さいました。私たちは正会員11名、寺族様とお手伝い頂いた方々4名にての活動となりました。
前回11月にもお伺いをしていたからでしょうか。前回よりも何かのんびりと寛いだ雰囲気で過ごされていたように感じました。
今回もお昼をご一緒しました。
ひな祭りということで、お寿司とうどんをご用意しました。皆さんにおいしく召しあがっていただくために、手作りならではの工夫が凝らされた品々です。
いらっしゃった皆様も、私たち前回参加・今回初参加のへだてなく受け入れて下さいました。気がつけば若干時間を過ぎての活動となってしまいました。
この日の締めくくりには記念撮影も行いました。もちろんこちらにお住いの皆様は8月でこの場所を離れてしまう状況ではありますが、今後もこのような活動を継続していくことが皆様に心の安らぎとなっていければと感じました。
お集まりいただいた皆様、本当にありがとうございました。
平成30年3月11日 東日本大震災被災地慰霊行脚のお知らせ
平成29年度 会員大会開催報告
平成30年2月19日(月)午後2時より、ホテルグランテラス仙台に於いて平成29年度「会員大会」が開催されました。
当日は正会員、特別会員とも多数のご参加をいただきました。
第一部は講師にフリーアナウンサー・朗読家の渡辺祥子氏をお招きして、『心に響く話し方』を演題に講演をいただきました。
言葉を伝えることをライフワークとされている渡辺氏が積み重ねてこられた経験・体験を元に、表情・呼吸・話し方や伝え方のポイントといったことから、時に自分や他の人々の生き方を変えてしまう言葉の力について楽しく学ぶことができました。
第二部は場所をボウルサンシャインに移しまして、恒例のボーリング大会を行いました。
第三部では懇親会が開催され日頃お世話になっている特別会員さまと交流し懇親を深めました。
以上、ご報告とさせていただきます。
平成29年 宮曹青講演会
平成29年12月20日(水)午後3時30分より、ホテルニュー水戸屋を会場として宮曹青講演会を行いました。
今期の宮曹青は創立50周年を迎えるにあたり記念事業を計画しています。その記念事業へ向けての一環として、宮曹青の歴史を振り返るとともに今後の青年会に願う未来像についての御講演を、仙台市福聚院御住職 伊達廣三 老師(宮曹青第10代会長)をお招きして行ないました。
一時間の講演の中で、伊達老師が宮曹青に参画される前のお話から当時の青年会の運営についてなど、今の私たちが享受している活動環境がまさに手探りで模索されていた時代のお話を伺うことが出来ました。
ワープロやパソコンといった便利な機器がないことや、車も乗り合わせて集合する(老師は自転車で当時の名取の事務局に通ったとのことでした。)など参加・運営の御労苦もさることながら、期を重ねるにしたがって現在のような青年会の組織が作られていき、その時々の状況に鑑みた新たな事業を企画し継承していくという、今の私達につながっていくことが実感できる講演でした。
後半において老師の語られた ❝ 社会や人口の変化に伴って、より一層寺院や宗侶の果たす役割が問われていく。宮城という地域に根差した曹洞宗の宗侶であるとともに、世界にも目を向けて行きましょう。❞ という内容は、50周年に向けての青年会に限らず宗侶1人1人がさらにその先へ向かっていきなさい、という叱咤激励を頂いたように感じました。
本年中の事業としては最後になりましたが、ご参加の皆さまに御礼を申し上げますとともに、引き続き50周年を迎える来年もご加担の程を宜しくお願いいたします。