令和元年台風19号被害 10/18日活動報告

台風19号による被害に遭われました皆様にお見舞いを申し上げます。また、被災された皆様はもとより、復旧活動など支援に動かれている方々におかれましても、体調にお気を付けて頂きたく存じます。

本日は大郷町 糟川寺様においての片付け作業と、丸森町への物資のお届けと現地状況の確認が行われました。

冒頭写真は丸森町での災害で集められた廃棄物品集積の様子です。まだ町内の道路に水害による泥など残る中、復旧作業が進められているようでした。

私たち青年会も支援物資として水やポリタンク、マスク、ティッシュ、おむつ、土のう袋などを丸森町の物資集積所となっている体育館へとお持ちしました。

町の方からは「水は集まってきているのだが、日にちの経過とともにパンやおにぎり、カップラーメンといった食事が続いて野菜などが不足している。」

「今後の復旧見通しが付かない中、栄養面や体調のことを考えるとお茶や野菜ジュースなど必要とされる物が変わってきて、きめ細かいニーズが発生してくるのではないか。」

「季節が秋から冬へと向かっていく中で、避難生活の間はもちろんだが水害で家財を失った住民にとっては、防寒具やカイロといったものが必要になってくるだろう。」

このような声が聞かれました。

また懸命な復旧作業が進められているのですが、いまだ被害状況把握に苦闘されているこの町では、まだ町内各地区への連携・連絡に課題が残っている現状もあるようです。

今はお互いに顔の見える関係を通じ、かろうじて支え合っているという状況であろうかと拝察いたしますが、いずれは多くの方々の支援の手に支えられての復旧・復興を目指す時期があろうと思います。その第一歩として多くの方の善意により物資集積所に集まった物品が、懸命なアクセスの復旧といった進展に併せて困難に直面されている皆さまの下へと支援の手が届くことを願ってやみません。

また、大郷町 糟川寺様にての復旧支援ですが本日も午前9時より作業が行われました。また、町内道路の復旧とお寺様境内地内の動線確保が進められた結果、今まで搬出が適わず敷地内に取り置きしていたがれきの撤去が可能になりました。

<動画を掲載いたします。重機や作業の音が流れます事ご注意下さい。>

堤防の決壊した箇所に直接立地した地域であるため、これまで現地に赴くこと自体にも困難な部分がありましたが、昨日の大郷町ボランティアセンターの開設など、段々と緊急支援から復旧支援へと活動が変わっていくように感じられます。

 

この18日の夜から19日かけての天候は、被災地域においても広範囲かつ場所によっては多い雨量が見込まれるとのことです。18日午後から夕方にかけて被災地域を中心に再び、避難勧告や避難指示が発令されております。ついこの間の被害から間を置かずに新たに災害に関する避難情報が発令されてしまい、まったく気が休まらない状況が続いておられることに、誠に痛切な思いを感じます。

どうか被災地域にいらっしゃる皆さまにおかれてましては、是非とも安全を第一になさって頂き、ご無事にあってほしいと願っております。そしてまた、私たちも被災地域の皆さまの下へと手を伸ばし足を踏み入れてお支えをしていきたいと思います。