第21回カンボジア教育支援チャリティバザーのお知らせ

チャリティバザーの日程が決まりました!

日時:平成27年10月1日(木)午後1時〜 販売

(開場12時30分、来場者多数の場合には12時より整理券を配布します。)

会場:中新田体育館 宮城県加美郡加美町字一本杉58

今回も品物をたくさん用意しますが、品切れの場合はご容赦ください。

たくさんの方のご来場お待ちしております!

終戦70年平和祈念法要並びに慰霊法要厳修

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平成27年8月31日(月)、松島・大観荘に於いて梅花流宮城県師範会様と宮城県梅花流研究会様と共催という形で「終戦70年平和祈念法要並びに慰霊法要」を厳修させていただきました。

1座目は平和祈念法要(導師 北村宮城県曹洞宗青年会会長)、2座目は慰霊法要(導師 永松梅花流宮城県師範会会長)の2つの法要を行いました。

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当日は宮城県内の僧侶の方々の他、梅花の師範会の皆様、研究会の皆様にもおいでいただき、一緒になってご供養させていただきました。

法要で平和祈念御和讃や戦災精霊供養御和讃をお唱えし、戦没者の人々への慰霊と平和への祈りを捧げました。

 

IMG_5361宮城県梅花流研究会の方々による献花・献灯の様子

 

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法要を通して戦争という過ちを二度と犯してはならないと改めて強く思いました。

宮城県曹洞宗青年会 第24期新会長 北村暁秀 挨拶

第24期スローガン「自己を磨き、他に尽くさん」

平成27年4月の定例総会より第24期会長を拝命いたしました、石巻市(13教区)法山寺副住職の北村暁秀と申します。
さて、国難とも言われた東日本大震災、未だ復興半ばであり、多くの方々がその混乱の中に身をおいていらっしゃいますが、それは宮曹青にとっても同様でありました。
当時を振り返りますと、程度の多少はあってもおよそ総ての会員が被災してしまうという、未だかつて誰も経験したことのない状況の中で、支援物資の配給や被災寺院の片付け作業に奔走された当時の会員諸師の姿は今でも忘れることができません。
幾度にも及ぶ物資配給や炊出しに寺院片付け作業、さらには一年に及ぶ月命日供養に慰霊行脚など、紙面では語りつくせないほどでありました。
また、この2年間は天野大真会長の元、復興支援活動を受け継ぎ仮設団地での傾聴活動を主軸にされるなど、時宜に適した形で幅広く展開されつつ、従来の研修会やチャリティバザー、会員大会にソフトボール大会などの行持を復活され、宗侶のみならず特別会員の皆さんとの関係再構築にもご尽力されたのでありました。通常であっても当会の活動は年間を通じ多岐にわたりますから、二本の柱に同じように重きを置いて活動されたご苦労は計り知れないものがあります。
この4年半、何れの期も震災の混乱の中、活動するにあたって様々な葛藤や迷いがあったことは想像に難くありませんが、それでも前述のように活動を継続展開できたのは、そのすべてが菩薩行だったからだと思うのです。悩み苦しみ悲しんでいる方を放ってはおけない、活動に参加された誰もが「ひとの安らぎを自らの安らぎとする」まさに慈悲の実践としてそれぞれが菩薩の行として取り組まれたことが各々の芯となっていたからこそ可能であったと思うのです。

そこで、今期、第24期も同じく菩薩行を継続して参りたくスローガンを「自己を磨き、他に尽くさん」といたしました。これは「欣求菩提 教化衆生(上求菩提 下化衆生)」であり、「修行と教化」すなわち仏教の命題とする「智慧の獲得と慈悲の実践」であります。
しかしながら、「修行と教化」は切り離された別々のものではなく、この4年半の活動がまさにそうであったように、教化に勤しむ中で自らも学び、磨かれていく自己もあり、共に深まっていくものだとも実感いたしました。
つまりスローガン「自己を磨き、他に尽くさん」をより端的に表現するならば「教化」であります。ただし、「教化」といっても何か特別難しいことをいたそうというのではなく、どんな活動や研修も教化に適っているかどうかをしっかりと見つめながら行持していくこと、教化を意識してすべてを行っていくことであります。
そうして宮曹青の活動や研修に参加された会員の方々が最終的にはご自坊檀信徒の皆様や地元の地域社会などの教化活動にフィードバックして頂けるものにして参りたく存じます。
その実現のために今期は従来の4つの委員会に加えて特設として教化委員会を新たに設置し、5つの委員会で活動して参ります。研修委員会は主に法要を通じ、広報編集委員会は紙面やHPを通じ、ボランティア委員会は傾聴活動やボランティア活動を通じ、交流事業委員会は交流行事や慰霊行脚を通じて、それぞれが強く教化を意識しながらの活動といたします。さらに今期特設としての教化委員会は、布教教化の可能性や方向性あるいは問題点などを探る研修を通じて会員相互に学び合い、それぞれのご自坊や師寮寺における布教教化活動に活かして頂けるものを目指します。

東北地方集会「宮城大会」について
来年秋に予定されている「宮城大会」でも教化をテーマとして開催いたします。委員会それぞれの活動や研修を通じて深めたものの集大成となるような大会を目指して参ります。
詳細は準備委員会を発足して現在協議中ですが、「東日本大震災七回忌予修法要」や「復興祈念行持」ならびに「記念講演」を開催し檀信徒の方々や一般の方々大勢にご参加頂き、共に宗教的感動を分かち合えるような内容を鋭意検討して参ります。

結びに
「将来恩返ししていくのだよ」16年前の自身庶務時代、ある先輩が仰っていた言葉です。当時はあまりピンと来ませんでしたが、様々なお役を拝命してきた中でたくさんの方との出逢いや数え切れない大切な教えを頂戴して参りました。私などでは遠く及びませんが「相承」のおさとしの如く、受け継ぎ頂戴したものを僅かでも次世代の会員皆様のお役に立つことを願いながら「恩送り」としてお伝えさせて頂くことができれば幸甚であります。それが先輩方の願いであり先輩方への恩返しでもあると思うからです。
皆様には当会への益々のご理解とご協力ご法愛を賜りますよう何卒お願い申し上げます。
合掌

終戦70年行事 「平和祈念の鐘」 鐘打実施

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正午に鳴らす殿鐘の様子

平成27年8月15日(土)正午より宮城県の曹洞宗各寺にて終戦70年の「平和祈念の鐘」が1分間鳴らされました。

当日はお盆ということでお墓参りに来た方々も正午の鐘が鳴ると手を合わせ、それぞれの思いを胸に黙祷を捧げられていました。

戦争の惨禍を忘れず、犠牲になられた方々への慰霊と恒久平和を祈り、夏の暑さの中たくさんの方の想いをのせて寺の中に殿鐘の音が響いていました。

終戦70年行事 「平和祈念の鐘」 鐘打ご協力のお願い

終戦70年を迎える本年、今年度布教教化方針-4「ともに喜びを分かち合える平和な社会の実現」に則り、当会と致しまして標記の終戦70年行事を企画いたしました。物資が貧しかった戦時中、武器を作るために全国各地の寺院の鐘が供出された戦争の歴史がございます。梵鐘がそのまま無くなってしまったお寺様も多いと聞き及んでおります。

そこで、戦争の惨禍を忘れず、犠牲になられた方々への慰霊と恒久平和を祈り不戦を誓うべく「平和祈念の鐘」鐘打を実施致したく存じます。

当会会員の御寺院様のみならず、県内一ヶ寺でも多くの御寺院様、一人でも多くの方々と共に同じ誓いと祈りを捧げたく存じます。

つきましては、お盆の忙しい中大変恐縮に存じますが、各御寺院様にて下記の如くご実施賜りますよう伏してご協力をお願い申し上げます。

また、檀信徒の方や地域の方々にもご周知頂き、より多くの皆様で心を一つにして実施賜れば、尚幸甚に存じます。

 

期日 平成27年8月15日

時間 正午より1分間

方法 各寺院にて正午の時報に合わせて黙祷

その間 大梵鐘や鏧子、殿鐘などを等間隔で鐘打

(鐘の種類は何を用いられても結構です)

※上記方法は一例ですので、各御寺院様のご状況で適宜にご実施ください

 

以上

平成27年度 第1回研修会報告

 

 

IMG_5228(1)開校式の様子

 

IMG_5232真ん中 高橋研修委員長

平成27年7月21日(火)午前10時より仙台市「林香院」さまを会場に「平成27年度第1回研修会」が開催されました。(会員57名参加)
講師は岩手県「正法寺」住職 盛田正孝老師にお勤め頂き「供養について」と題して講習を頂戴しました。

IMG_5259講師をお勤めいただいた盛田正孝老師

大本山總持寺の後堂を経験された盛田老師のお話はとてもわかりやすく、若い僧侶たちも終始耳を傾けて話を聞いていました。

IMG_5252講義の中から抜粋。

「『死をみつめ死を考える』、私たちは死を体験できることができない、死なれるという体験しかできない。

死をみつめることによっていかに生きるかという命題が答えが出せる。

私たちは死を体験することができないから他の方の死を自分の死としてみていく。

だから自分が死ぬときはこうやって死んでいくんだというのを見せていかなくてはならない。

それが無常観である。」

 

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