東日本大震災復興支援活動」カテゴリーアーカイブ

傾聴活動報告 仏一息 大森仮設団地

平成30年3月3日(土)10時30分より石巻市大森仮設にて、傾聴活動「仏一息」(ほっとひといき)を行いました。

当日は住民の方々がのべ8名お集まり下さいました。私たちは正会員11名、寺族様とお手伝い頂いた方々4名にての活動となりました。

前回11月にもお伺いをしていたからでしょうか。前回よりも何かのんびりと寛いだ雰囲気で過ごされていたように感じました。

今回もお昼をご一緒しました。

ひな祭りということで、お寿司とうどんをご用意しました。皆さんにおいしく召しあがっていただくために、手作りならではの工夫が凝らされた品々です。

いらっしゃった皆様も、私たち前回参加・今回初参加のへだてなく受け入れて下さいました。気がつけば若干時間を過ぎての活動となってしまいました。

この日の締めくくりには記念撮影も行いました。もちろんこちらにお住いの皆様は8月でこの場所を離れてしまう状況ではありますが、今後もこのような活動を継続していくことが皆様に心の安らぎとなっていければと感じました。

お集まりいただいた皆様、本当にありがとうございました。

 

平成30年3月11日 東日本大震災被災地慰霊行脚のお知らせ

平成30年3月11日(日)大川地区にて、東日本大震災被災地慰霊行脚をいたします。

集合は午前11時30分、石巻市相野谷にございます海蔵庵別院様にて。

大川地区の5.4kmを4か所にて読経を修行しながら、おおよそ2時間の行程を企画しております。

(下記掲載の写真は過去の行脚の様子です。)

あれから8年目を迎える、当地での慰霊行脚の様子については後日ご報告をする予定です。

傾聴活動報告 仏一息 石巻市大森仮設団地

平成29年11月18日(土)10時より石巻市大森仮設にて、傾聴活動「仏一息」(ほっとひといき)を行いました。

私たちが準備に取り掛かる間にも、住民の皆さまが集まってくださいました。

そのまま自然とお茶飲みをしながらのお話になっていく、そんな”ほっと”する時間がありました。

当日は住民の方々がのべ8名お集まり下さいました。私たちは正会員12名、寺族様とお手伝い頂いた方々3名にての活動となりました。

最初は私たちにお話をするようにご要望を頂いていたのですが、ご一緒にお話をしているうちにお互いの気持ちや想いを交わし合うような、そんな談話を持つことが出来たように思います。(下記掲載写真は私たち青年会会員のを載せました。)

その間に給湯室では皆さんとご一緒に頂く、ラーメンの炊き出しをしていました。前日から委員長さんがご家族と一緒に仕込みををなさっていたものです。スープやワンタン、全部お手製の自慢の一品です!

参加された皆様方からは仮設団地で長く過ごす中での思い出や、住民の少なくなった現在についての寂しさ、仮設団地の土地利用期限が近づきいずれはここを離れていくことなど、沢山のお話をお伺いしました。被災時から長く続いている仮の生活が日常になっている一方で、ここにお住いの皆様はすでに新しい生活を始められた方々の様子を聞いたり話を耳にしています。

もどかしい思いを伺いながら”復興”という言葉の重さをかみしめ、この活動の時間をご一緒させて頂きました。

今回のご報告に際しましてあらためて、お集まりくださいました住民の皆様、お手伝いくださいました会員・寺族様・ご友人の皆様、誠にありがとうございました。

 

傾聴活動報告 仏一息 登米市南方仮設

平成29年6月2日(金)10:00より登米市南方仮設にて傾聴活動を行いました。

最大時は350世帯を超える方々がいらっしゃったこの仮説住宅団地も、平成28年度末に自治会が解散し、現在は現地での住宅再建や被災者公営住宅への入居を待たれている約40世帯の方々が暮しておられるそうです。

仮設集会所に集まってくださった方々は18名程で、私たち正会員20名に加えて14教区大慈寺寺族様、14教区宗恵寺寺族様の御参加を頂き、お抹茶の振る舞いと冷やし中華をお出ししました。

住民のみなさんは生活が長く続いた仮設での日々と、再建された場所での新たな暮らしとの合間にあってそれぞれ離れることもある中、今回の活動を喜んで下さったようでした。

被災地の復興がいよいよ進んでいく中で、眼に見える街並みだけでなく暮す人々の生活や気持にも様々な変化が現れているように感じられます。

私たち宮曹青もこの傾聴行茶活動で得ることができた御縁や経験を大切にし、今後の活動へのつなげられればと考えております。

 

東日本大震災七回忌

東日本大震災から本日で丸6年の月日が経ちました。

様々な場所にて亡くなられました方々に対し追悼慰霊供養が行われました。

宮曹青からも県内6カ所の慰霊法要へ出向させていただきました。

そのほか各教区ごとであったり各ご寺院様、たくさんの場所に於いて県内外から来られた方々が思い思いにそれぞれご供養をされておりました。

場所は違えども想いは一つ。

犠牲となられた方々の御冥福を心からお祈り申し上げると同時に、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

 

全曹青主催「東日本大震災七回忌 慰霊復興祈願のつどい」

平成29年3月10日福島県福島市にあります福島ルンビニー幼稚園と圓通寺様を会場に全国曹洞宗青年会主催「東日本大震災七回忌 慰霊復興祈願のつどい」が開催されました。

宮曹青から出向として5名、また東北地区曹洞宗青年会連絡協議会より宮城から6名の出向をいたしました。

当日は風が強く雪もちらつく寒い日ではございましたが、たくさんの方のお参りを頂戴いたしました。

宮曹青では法要の随喜のほかに笹かまぼこ(女川の高政様からご提供いただきました。)を炙ってお渡しするブースを設置しました。

数にして600個ほど用意しましたが、たくさんの方にご来場いただきましたおかげで瞬く間になくなりました。

とても好評で、「おいしい、おいしい」と食べるたびに来場者の方々の笑顔が見えました。

また、「(亡くなられた)お父さんにも食べさせてあげたかったな。」とのお声をいただいた時は心が痛くなりました。

 

 

法要は萬灯供養を行いました。

中に入り切れないほどたくさんの方にお参りいただきました。

皆様、蝋燭の灯を見ながらそれぞれ思い思いに手を合わされておりました。

外には子供たちが作成したたくさんの灯篭に火が灯され、人々の足元を明るく照らしました。

 

法要後には御詠歌が奉詠された後に花火が打ち上げられました。

花火を見る姿には笑顔あり、涙あり。

それぞれの思いで同じ空を見上げました。

 

明日は東日本大震災から丸6年。

皆様の気持ちが花火とともに届いているといいなと思いました。