令和元年台風19号被害 10/16活動報告

令和元年10月 台風19号に伴う被害に遭われた皆様にお見舞いを申し上げます。         宮曹青の10月16日(水)に行われた活動のご報告いたします。

この日は丸森町・角田市鳩原と大郷町の2か所にて活動がありました。

角田市市街は比較的落ち着きを取り戻しているようでしたが、丸森町に入ると景色が一変し、水が落ち寄せたであろう家々にて片付け作業をする様子が見られました。 瑞雲寺様、その数百メートル離れた程近いところに渓水寺様があります。 その2か寺に入るのに大きな道が2つあるのですが、片方は土砂が溢れ道を塞いでおり、もう片方はまだ水が完全に引かず長靴、もしくは車でなんとか通行できる状況でした。 

瑞雲寺様の境内では、あちこちに土砂崩れが発生しており、歴住の墓石は、土砂で完全に流され地面に転がってしまっている状態でした。 

現在も断水が続き、まだ1週間ほどかかる見通しだそうです。私達がお持ちした飲み水・ポリタンクは、被災した高齢者のご自宅等にお分け頂けるとのことでした。また、 お隣の渓水寺様におかれてましては、特段の大きな被害は無いとのことです。

孤立していた状況こそ改善されましたが、断水が続いているため、今も水の確保が一番の課題となっているそうです。 加えて同じ町内の筆甫地区のお寺様の状況が未だ不明であるなど、地域内での被害状況の把握にも懸念を感じておられました。

 

角田市鳩原の福應寺様では境内地で土砂崩れが発生し、重機が入れない場所の為、これからの復旧に頭を悩ませておられました。

 

黒川郡大郷町粕川地区 糟川寺様では、近縁有志での堂内のがれき撤去作業が行われたという情報を頂戴しました。昨日15日より周辺の道路は通行可能になり、地区内への立ち入りが復旧作業関係者または貴重品などを取りに戻る居住者に限ってという状況であったとのことです。

16日も重機による地域内の道明け作業が続いており、がれきの運搬車や軽トラの搬入もかなわず、手作業による建物内の片付けが現状可能ということでした。なお、同地区内でも床下浸水にとどまる家屋があるなど被害の程度にはばらつきがあるそうで、同じ被災地域であっても異なる支援のニーズがある模様です。

 

報道ではこれまで伝えられてこなかった被災地域の情報や、既に報道がなされた場所であっても詳しい状況などが未だ更新され続けております。今後も引き続き宮曹青で被災地域での活動をご報告してまいります。